脳の状態は胃腸にも影響する

 脳の状態は胃腸にも影響

 

脳と腸は、 以前学んだとおり 「迷走神経」 という神経回路のうち、

 

「自律神経」 という作用でもつながっています。

 

そして、これらの神経を介してお互いに影響を及ぼす 「腸脳相関」 と呼ばれる関係にあります。

 

 腦

  緊張やストレスを感じると、 自律神経の交感神経が強く作用し、

 胃腸に動きを止める ように指令を出します。

指令

  胃腸のぜん動運動が停滞し、うまく消化吸収ができなくなって、 便秘や下痢を引き起 こします。

 

腸活は「便秘解消」 だけではなく、 腸脳相関を改善する上でも有効です

                   (出典:キャリカレ 腸活アドバイザーテキスト)

 

【コラム】

視床下部と腸の深いつながり

  更年期障害などで自律神経失調症になると、 自律神経を統合し、

 生命維持の中核とされる脳の視床下部が臓器に指令を出してもいうことを聞かなくなります。

  例えば、 女性ホルモンであるエストロゲンを分泌するように指令を出しても、

 卵巣が応じないと、視床下部は正常と異常を区別できません。

  こうした問題は腸内フローラの乱れや冷え、脳の不調でも引き起こされます。

  視床下部はストレス反応にも関わりますが、

 腸内細菌はそのストレス反応を緩和するはたらきもあるといわれています。