12月のバラの手入れポイント

 
 本格的な寒さに向かっていき、霜の降りるところのあり、木枯らしも吹き始めます。
 今年は真夏の猛暑の影響で我が家のバラたちは大きなダメージを受けました。
 まだまだ回復していない株も多いです。
 そんな中で今年の冬は平年並みの寒さということで、
 耐寒性のないバラにとってはさらにきつい冬になりそうです。
 自分の家のバラの耐寒性についてはそれぞれのバラの品種で調べて下さいね。
 とはいいながら、暖地ではバラはまだまだ咲き続けお正月までは何とか花が持つ品種もあります。
 12月は、地域によって寒暖差があり、バラの管理も一概には言えませんが、
 バラの様子を見ながら対応をしてくださいね。
 あまりやることがない月かな~と思っています。(これも地域によりますね)
 我が家(鹿児島県)ではまだまだ温かい日が続いているので、
 休眠に向けた準備をしています。
 我が家のバラでは1月末から2月の土替え・寒肥・剪定を行いますが、
 12月は少しでも剪定の手間が省けるように、
 枯れた枝や細くて弱い枝は随時剪定をしています。
 合わせて、病気(黒星病等)の葉も取っています。
 ここで、注意したいのは枝が枯れこんできている株です。
 これは鉢植えのバラですが、ひょっとして鉢の中にコガネムシの幼虫が潜んでいるかもしれないので。
 そっと株を抜いてみて幼虫がいないかどうか確認してみて下さいね。
 今は幼虫も活動していないと思いますが、春になると活発に根を食べ始めて
 バラが一気に枯れこんでくるので注意が必要です。
 では、12月の簡単な管理のポイントです。
( 1 )剪定と誘引
 つるバラやシュラブの剪定と誘引を早く済ませておくと、お正月の庭がすっきりします。
 ブッシュ(HT、F、ミニなど)は急ぐことはないのですが、
古い幹を取り除いておくだけでかなりさっぱりしますし、
仕上げが楽になります。要領は1月を参考にしてくださいね。
( 2 )病害虫の防除
 薬の定期散布は必要ないと思いますが、
暖地においてはまだ黒星病などの病気が続いているところもあるので、
株の様子を見て散布するようにしましょう。
 鹿児島の我が家ではまだ散布しています。来年に向けてしっかりと病気を治しておきたいので。
 この時期にやるとすればボルンによるカイガラム シの退治です。
 もちろん被害が少ないか、ない場合はその必要はありません。
( 3 )大苗の定植、移植
 これは力仕事ですから、多少寒くても苦になりませんね。
 鉢植えしてあったものを庭に下ろすのも同様です。
 これも、地域によって差が出てきます。
 要領は1月を参照しましょう。
( 4 )鉢植えの土替え、鉢替え
 まだ土が凍っていないのでこれも早く進めるのに越したことはありません。
 要領は1月 を参照しましょう。
 暖地においては1月末から2月初めまでには行いましょう。
( 5 )水やり
 庭植えには基本的に不要です。
 鉢植えも、この時期は葉からの蒸散量が落ちているので
雨が2週間も降らないようなことでもないかぎり必要ありません。
( 6 )施肥、来年の構想を練る
 11月に準じます。
 品種によっては耐寒性の弱い品種もあるので、
自分の品種の耐寒性についてはある程度把握しておくことも大切ですね。
 耐寒性に弱い品種については軒下や場合によっては室内に入れて
防寒対策をする必要のある品種もあると思います。
 鹿児島ではこれまで防寒対策したことないので、大丈夫かな~
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